ASKアカデミーの『”気づく”ことが人生の成功を”築く”』を読んで:仕事を頑張るヒント探し
- tetsutetsutake
- 2022年12月2日
- 読了時間: 8分
更新日:2022年12月7日
先日、ASKアカデミーの『”気づく”ことが人生の成功を”築く”』の中にある「成功の原理原則」は映画の王道ストーリーに当てはまるのか、考えた記事を書きました。
(URLはこちら:ASKアカデミーの「成功の原理原則」は王道の映画ストーリーに当てはまるのか?検証してみた )
そちらを書いてから気が付いたのですが、そもそも、『”気づく”ことが人生の成功を”築く”』についての記事を書いていませんでした!
いきなり出てきた本の名前についての説明が不十分だったこともあり、今回は『”気づく”ことが人生の成功を”築く”』について書いていきます。
自分用にまとめてみるので、少しでも参考になれば幸いです。
特にテーマとしては「仕事でもっと頑張れる気がする」としていきます!
<目次>
『"気づく"ことが人生の成功を"築く"』とは
「選択の基準」によって作り出される人生
「目的の4段階」によって感じる違い
「成功の4つの原則と8つの要素」と自分の今をつなげる
「人間関係と信頼関係」は仕事上のどの側面でも役に立つ!
実は当たり前な事が書いてあるのっかもしれない
『”気づく”ことが人生の成功を”築く”』とは
『”気づく”ことが人生の成功を”築く”』はASKアカデミー・ジャパン株式会社の書籍です。
100ページにも満たないため、一般的には軽く読める本と思われるかもしれません。
ASKアカデミーのベーシックコースで受講した内容が記載されている訳ではありませんが、エッセンスは抽出されていると感じます。
そのため、個人的にはベーシックコースでの気づきを思い出させてくれる本として活用しています。
日々の生活の中で時折感じる「もっと何かできる気がする」という気持ちに向き合うときに使うことも多いです。
さらに、「自分は何ができるのだろうか?」という自問自答に対して道しるべを示してくれる最適な本だな、と感じています。
実際、私も最初はかなり侮っていました…。
一応これでも本は好きな方だし、簡単に読めるでしょ!
…と思ったわけです。
読むこと自体は確かに簡単だったのですが、内容がとっても深かった!
1章読み進む毎に考えを巡らせていたので時間としては想定以上かかっていました。
「選択の基準」によって作り出される人生

第1章のテーマは選択の基準です。
「あなたの選択の基準が、あなたの人生の結果を創り出している」と書かれています。
「確かに…?」となぜか疑問形になってしまう自分がいるのですが(笑)
個人的に事例があると状況のイメージがしやすいので、実際の事例をもとに考えてみましょう。
私は現在、営業に関わるお仕事をしています。
そこで、お客様に提案するものは私が選んでいるものですね。
お客様に提案できる商材が2つあったとき、どちらをより強くお勧めするのか…そこが選択のポイントとなります。
営業なので目標やノルマは存在するのですが…その目標やノルマにより多く貢献する商品を提案するか(売り上げ目標ならより高いもの、でしょうか)。
それとも、本当にお客様にとってベストなものでしょうか。
お仕事で一番大事にするものを「顧客満足度」とするならば、選択の基準は「お客様にとってのベスト」となります。
お客様にとってベストなものをお勧めすることでお客様と継続的に良い関係を作ることができそうです。
言葉は悪いですが、ごり押ししてしまうとそのお客様とのお付き合いはそれっきりになってしまう可能性があります。
それが「目先の目標を追いかける基準」なのか「お客様にとってのベストを提案する基準」なのかで手に入れるものが変わってくると言えそうです。
「目的の4段階」によって感じる違い

第2章のテーマは「価値観と人生観」です。
章の裏表紙には「人生の目的とは、自分が頑張る理由を自分で考えて確立すること」と書かれています。
自分の今までの「価値観」と「人生観」が「選択の基準」になっている、と書かれている事について、自分を振り返ってみました。
仕事に対する「価値観」についてはたまに聞きます。
自分が何に重きを置いているか、仕事に何を求めているのか…と考えると、私は「やりがい」と「自分の成長」が大事なんではないかと感じています。
目的には4つの段階があることが分かります。
「サバイバル」と「メンテナンス」、そのままの英語の意味から考えると「生存」と「維持」はそれこそ「生きていくために」大事である、という視点です。
よく言う「生きるために・食べるために」仕事をする、というステージだと、私は思います。
上司の仕事を見ているとこのレベルの脱却、きっとここが鍵になる!と漠然と思います。
私の日々の仕事で考えてみるとやはりどこか「この仕事を終わらせないと今月のノルマが達成できない!」という、やらないといけない感情が多いように思いますね。
次のステージである「レジャー」、つまり「楽しむ」に移ってからが充足に繋がってくるのではないでしょうか。
たまに、平気で遅くまで仕事をしている先輩がいます。その先輩になぜ遅くまで仕事ができるのか、聞いたことがありました。
その時の先輩の回答が「仕事、楽しいじゃない!」だった時、すごいなと正直思ったのです。
確かに、仕事を好きになる努力、楽しむ努力も大事、とはよく聞きます。
楽しんだもの勝ち、ともいうことから、楽しむレベルに達すると見えてくる世界がありそうに感じました。
最終ステージである「貢献」、「コントリビューション」は上司の姿が思い浮かびました!
会社に、自分の仕事の領分に貢献する事でさらに実力が見えてくるのでしょう。
時に上司の話は「献身的」と思ったり「会社のために」という想いが伝わってきます。
そのレベルを目指すこともできるのではないかと感じました。
「成功の4つの原則と8つの要素」と自分の今をつなげる

第3章のテーマは「成果を創り出す要素」です。
本の中には「四つの原則と、八つの要素が、成果を創り出す」と書かれています。
成果を作るには原則がある、要素があるということが、まずは自分の中で驚きでした。
勝手にやっていて成果、つまり、自分の求めるものができているとは限らないのだな、と思ったことを覚えています。
「4つの原則」のひとつひとつを細かく考え始めると、確かに自分が行っている仕事に対する向き合い方がそれに則っているのか気になります。
まず確認すべき場所は日々の仕事が健全な自分の想いに向かっているか、だと感じました。
4つの原則は
不変である
普遍である
自明である
効果的である
となります。
こちらの原則からどのような事にも対応可能なことがわかります。
「4つの原則」は何かしらの方向性で満たすことはあると思います。
しかし、「8つの要素」はそれこそ意識していないと気にせずにいることも多いように感じます。
8つ要素は以下の通りです。
求めているものを明確に具体的に肯定的に決める
正直
自分を表現する
冒険
参加100%
責任
バディシップ
コミットメント
私は、この8つの要素を読みながら、特に「3.自分を表現する」について考えました。
このブログを書くきっかけも、自分を表現する力をつけてプレゼン力も上げていくことを目標にしていました。
いまだにダラダラと書いてしまうことが多いなあ、まだできることは多いな、と思います。
とはいえ、できることも増えてきた気がしていますよ!
要点をまとめる力はついてきていると思います。
それに、本に記載されている「メラビアンの法則」は実際に人と会う営業に通じるものです。
できる先輩は、説明に説得力を持っています。
その説得力はデータに裏付けられている事ももちろんありますが、先輩の話方(声のトーン)や見た目(資料の見た目含む)分かりやすく率直だからかもしれない、と「メラビアンの法則」を知ってから考えたものです。
「メラビアンの法則」とは、相手に自分の意志を伝える際に何がどれぐらい伝わっているのか、という割合を示すものです。
見た目(Visual)、声のトーン(Voice)、言語(Verbal)の3つの分類で、伝わる割合は見た目と声のトーンが93%を占めてたのです!
どのように見えるか、どのように話すのか…それが重要であることがよく分かりますね。
「5.参加100%」に記載されている「決定的に重要な少数と取るに足らない多数」について、仕事でも考えてみることができます。
私がやらないといけない重要なものと他の人に依頼しても問題ないもの、と考えてみるとわかりやすいかもしれません。
もちろん、任された仕事をすべてできるのが理想ですが、時間は有限なので選ぶことも必要です。
その時に、「これを自分がやらないことでどれだけの違いになるのか」を冷静に考えることは必要ですね。
その先にはじめて、「6.責任」を負うことができるのではないかと思います。
自分の選択に対して責任を持ち請け負った箇所について全力を出す、それがひいては参加100%にも通じるんだと感じました。
「人間関係と信頼関係」は仕事上のどの側面でも役に立つ!

第4章のテーマは「人間関係の原則」です。
章の裏表紙には「あなたを成功に導く”信頼残高”の預け入れ」と記載されています。
何事にも信頼は大事、とは耳にタコができるほど聞いています。
では、具体的にどのように信頼を築いていくのか…ここが最大のポイントではないでしょうか。
信頼を築くためにも、まずは「相手のことを知る」ことが大事です。
仕事は(もちろん、プライベートでも)信頼があることで成り立っていると思います。
この信頼は「会社内」はもちろん、「お客様」との信頼にも大いに該当します。
具体的には「約束事」を通じて信頼を勝ち取れるのではないでしょうか。
約束事をしっかりと期待通りに、期日を守って対応する…それだけで信頼を築いていけます。
逆に、信頼を崩すのも簡単です。
約束を破ればいいのですから。
人間関係は信頼の有無で作られている、それがよく分かりますね。
実は当たり前な事が書いてあるのかもしれない
ASKアカデミーの『”気づく”ことが人生の成功を”築く”』について、自分の感想や例えを交えて書いてきました。
どの項目についても「一度はどこかで聞いたこと」だよな、と再確認しながら書き進めていました。
そうなんです、特に何か真新しいことを説明されているわけではありません。
これも特徴の1つかも知れませんね。
正直、この本の中の1章ずつを切り取って詳しく書いていきたいぐらい読み返しながら考えていたので、どこかで書くかもしれません。
こうご期待!
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